話題はコロナより熱中症を連日テレビで取り上げている。

 

 

私は今まで感染症というものにかかったことがなく

インフルエンザも自分はかからない物という認識で生きてきた。

 

5月を過ぎた頃からマスクを外し始め

「マスクをしている人はどうかしている!」なんて考えていた自分が

まさかコロナにかかるなんて。

 

 

どこでどうなってコロナにかかったのだろう?

 

感染経路不明で特定できないことが物凄く悔しい。

 

 

記憶を整理してみる。

 

7月7日七夕の日に体調を崩した。

潜伏期間が5日間きっちりあったとして7月2日まで遡って記憶を探る。

行ったのは7月2日にラーメン屋に行ったぐらいしか思いつかない。

 

とはいえラーメンをすすり20分もしない間に店を出た。

注文以外、人と会話などしていない。

 

あとは家と会社の往復と家族との接触しかないのだ。

 

家族は未だにみんな元気でコロナになった私を看病してくれたので

白と考えていいだろう。家庭内感染ではなさそうだ。

 

 

通勤時の感染というのも考えづらい

会社までは自転車で10分程度の通勤の為、3密になる可能性は皆無

 

 

となると会社で感染した可能性しか考えられないのだか

会社でも基本、チャットやメールでのコミュニケーションがメインで

不要な会話をしない。

 

 

周りに体調不良になった社員はおらず私だけがコロナにかかってしまったのだ。

 

 

私の仕事は月刊マンガ雑誌の製版仕事をしている

主に進行管理や出版社の編集とメールでのやり取りなど内勤営業職というポジションだ。

 

印刷会社にデータを持ち込む締切日が近づいていて遊ぶ余裕などなく先週は1週間

仕事だけに翻弄されていた。

 

会食や飲み会などに参加をしてコロナにかかったのなら自業自得と言える。

しかし感染経路を解き明かしたくても濃厚な線が見えてこない

周りを見ても私一人が急にコロナにかかっただけで

まったくもって思い当たる節がないのだ。

 

そんなことってある?

 

世間では最近のコロナは風邪だと言われていて

かかっても別に大したことはないという認識でいた。

 

 

7月7日七夕 金曜日

前日にすべてのデータを印刷会社に渡してその月の雑誌の仕事を終えた

7日午後から半休となり総菜を買って美味いビールでも飲もうかと思っていたのだが

何やら調子の悪さに気が付き始める。

 

最後の週はやはり神経を使う仕事が多く、「疲れが出たな~」と思っていた程度

しかし夕方になると寒気がしてきて熱い風呂に入りたくなった。

 

奥さんが仕事から帰宅して具合が悪いことを説明

体温を測ると37.8度程度だったが

その夜は頭が痛くて何度も起きるはめになった。

 

どんどん熱が上がっている感じがする。

完全に風邪をひいてしまったと思った。

 

翌土曜日

朝に熱が38.5度まで上がったのでかかり付け医に行くことにした。

顔なじみの看護師さんに念のためコロナの検査をした方が良いと言われ

風邪だと思っていたが検査をするとすぐに陽性反応がでた。

 

6日間の自宅療養を言い渡されて対症療法のような薬をもらったところ

一時的に熱が下がり残りの4日間をどう過ごすか

この時はまだ考えられるくらい余裕があった。

 

翌日曜日

朝から咳が出始める。

喉が痛い

熱も再度38度台へ

先生には咳と喉の痛みも出るからと2種類の痛み止めをもらっていたのだが

全く効かないくらい喉が痛くなってきたのだった。

 

 

コロナで一番つらかったのは喉の痛みだ。

扁桃腺周囲炎というか喉の奥側が真っ赤にただれている感じがした。

唾をのみ込むのも一苦労だが

タンがからんで咳ばらいをすると「擦過傷に焼酎でもぶっかけられた」ような

灼熱の喉の痛みが待っていた。

 

熱で朦朧とする。

喉が痛い。

咳をするのが怖い。

咳がモレてしまうのだが必死に腹筋を使って咳を我慢する。

その繰り返しの時間が永遠に続くのではないかと思いながらひたすら我慢を

し続けるしかない状態だった。

 

我慢しきれなかった咳が出るたびに喉には灼熱の痛み。

 

翌月曜日

つらい状態が続き、この頃には咳を我慢しすぎて腹筋が筋肉痛になり

堪えることも苦しくなり灼熱地獄の真っただ中に陥った。

 

なぜ俺はマスクをしなかったのか?

コロナを舐めていた自分をぶん殴ってやりたい。

 

後悔の念は押し寄せ「コロナをただの風邪」と言ったやつ出てこいと

怒りを感じた。

 

熱と喉が焼ける痛みと4日間戦ったところで、あと何日これが続くのだろう?

こんな経験は初めてだったので不安にすら陥った。

 

文章ではなかなか辛さは伝わりづらいが何もできない中で薬も効かずに

苦しみとずっと戦うのは本当に心が折れるものだ。

 

5日目、火曜日の夕方になり喉の痛みが少しずつ引いていったところで

少し安心をしたのだ。

 

 

人間はすぐに忘れる生き物だ

あれだけ辛く必ずブログに書こうと思っていたのだが、現在はかなり良くなり

少しの喉の痛みと声が枯れている程度の症状

もう辛さを忘れ始めている。

 

俺はアフォだ。

あの辛さを忘れてはならない。

 

マスクは効果がないといろいろと言われてきたが

自分の飛沫も人の飛沫も少なくする効果があることはわかっている。

 

まだマスクはした方が良い。

 

現在のオミクロンはかなり弱くなったとは言え

まだこれだけ苦しんだ。

 

毒性が強かったコロナでは亡くなった方々も多い

こんなものではなかったのだろうが

現在のコロナも風邪程度ではないと言えると思う。

 

 

コロナはかかるとかなり辛いです。

運よく症状が軽い人もいると思うが辛い症状が出る人間もいる。

 

 

マスク外したい派だった私が

できる限り流行らせないように熱中症の事はあるがマスクをして

流行りを抑える運動をもう少しみんなでやっていきたいと思える経験だったことを

どうしても書きたくて認めました。

 

 

皆様もどうぞご自愛くださいませ。