私の子供達がまだ小さい頃、夫は突然交通事故に遭い、高次脳機能障害になったあと、やがていなくなりました。



 人は本当に悲しいことがあったとき、自分は悲しいのか怖いのか、それは怒りなのか、それすらもわからなくなるものです。



 しかしそれから何ヶ月かたって少し冷静になれたとき、涙が自然にポロポロと流れてきます。



 それは、心から悲しむ余裕が出てきた証拠です。



 そうしたら、我慢しないで心の底から悲しみましょう。



 周りの人を巻き込まず、自分1人で大きな声を出して泣きましょう。



 深く深く悲しんだ後に顔を上げると、人生がまだ続いていることに気づきます。



 そして、生命の大切さを教えてもらった出来事に対して、その感謝をお返しするために自分ができることを考えましょう。



 私の周りの人は、当時を振り返って私に、「悲しんでいないのかと思った」と言います。



 思いっきり悲しんで、思いっきり泣いた後は、怒りや悲しみや不安のネガティブな感情が、実はなんの役にも立たないことに気づくのです。





心理サロン ココミシェル


yoda.foo.0901@docomo.ne.jp