こんな寓話があります。



 あるところに、毎日怒ってばかりいるお婆さんがいました。



 1人のお坊さんがそのお婆さんに向かって、

 「そなたに秘法を伝授しよう。

 いつもこの言葉を唱えなさい。」

 と言って、



 「おんにこにこ、腹立つまいぞ、そわか」

 という唱文を与えました。



 お婆さんは不機嫌に「おんにこにこ」と声に出してみると、不思議と心がほぐされるような気分になりました。



 「こりゃ面白い」

 と、唱え続けているうちに、いつしか柔らかい顔つきになっただけではなく、村人が慕って来るようになりました。



 普段から使うその言葉は、その人の人格まで変えてしまうのですね。




心理サロン ココミシェル


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