ヒプノセラピストの風湖です。
前回のブログでは、心にはその成長に合わせて3つのレベルがあると書きました。
しかしこのレベルは、年齢や学歴や社会的地位などはまったく関係ありません。
では、どうやって人の心のレベルを判断することができるのでしょうか。
それはたとえば、なにか家庭や職場などでトラブルが発生した場合、その人が無意識に行う行動を観察することが、その人の心のレベルを評価するポイントになります。
本能の心のレベルの人は、自分本位に考えて、それについて深く考えることはせず、自分には関係のないことのように振る舞います。
しかし自分の落ち度を指摘されると、すぐに言い訳を並べたり、感情をあらわにしたりします。
心的な心のレベルの人は、善悪、正誤を見分けて論理的に解決しようとします。
ただ、この段階で行う判断は、知らず知らずのうちに状況によって変化していくため、偏っていたり、範囲の狭い見方になりがちです。
霊的の心のレベルの人は、いつも素直な心を保ち、何ものにもとらわれることなく、物事の真実を見て考えることができます。
自分の事情や私利私欲に囚われず、物事のありのままを見、物事の実相を明らかに見る心をもっています。
要するに、屁理屈や感情にとらわれず、意識を広く、磨いた鏡のように曇りをなくして、客観的に対応すること。
そういう意識レベルに達した時、実はすでにその人の心は成長を喜び、人生に希望が湧き上がっているのです。
