ヒプノセラピストの風湖です。
棟方志功は、1903年に青森県で生まれた板画家です。
棟方志功の残した言葉はさまざまありますが、「我が技は、我が成すにあらず」という言葉はとても有名です。
そしてこうも言っています。
「自分とものは、なんという無力なものか。
何でもないほどの小さなものだという在り方、自分から物が生まれたほど小さいものはない」
自分が作品を作っているのではなく、自分の体を使って「大きな力に作らせていただいている」という、積極的意味合いのこの言葉。
棟方志功は、阿弥陀仏の慈悲の力に頼る、「他力本願」を文字通り実践されていたのだと思います。
頑張って成功しても、結婚して家庭を持っても、大金を手にして豪遊しても、心の満足が得られるかといえば、必ずしもそうではありません。
心を静かに保ち、体の中から湧き上がる本当に感謝するものを見つけ、その心に従って生きることができれば、本当に活力に満ちた人生を歩むことができるのかもしれません。