ヒプノセラピストの風湖です。



 私は悲しいとき、この悲しみを「明日悲しもう」と先送りにします。



 せめて今日という1日くらいは笑顔で明るく過ごそうと決意するからです。



 そして次の日になります。

 すると、昨日にとっての明日は、「今日」になります。

 するとまた「悲しむのはやはり明日にしよう」と先送りにします。




 つまり、「明日」は永遠にやってこないことになるのです。



 しかしこれは、「悲しくない」と強がることとは違います。



 悲しい時には悲しいと思うことは、素直な感情です。



 ただ、悲しみすぎず、「明日に先送り」することで、心を切り替えるきっかけを作るのです。



 人生は、辛いことも苦しいこともあります。

 そんなとき、自分の心の揺らぎを解決してくれるのは、時間だけです。



 2度とない人生、今日一日だけでもおおらかに過ごそうと決意することで、いつのまにか感情は静かになり、穏やかに過ごすことができるのです。