ヒプノセラピストの風湖です。



 人は、自分の感情の変化によって不安が先走り、ネガティブな状態になります。



 そんな時こそ、自分で自分を観察する時間を作ってみましょう。



 まず椅子にゆったりと座り、目を閉じてリラックスしましょう。



 何回か呼吸を繰り返し、自分の想念に気付きましょう。



 そうすることで、「無念無想」の境地に入ることができます。



 「無念」とは、今、自分が勝手に考えたことにとらわれないこと。



 「無想」とは、自分が勝手にイメージした未来にとらわれないこと。



 つまり「無念無想」とは、自分の頭に思い浮かんだものにとらわれないことをいいます。



 では逆に、「有念有想」とはどういう状態でしょうか。



 それは、自分の考えに凝り固まり、外界のものに心がとらわれっぱなしの状態です。



 そうすると、新たなアイディアが浮かばず、命はだんだん枯渇していきます。



 そうすると、心にも身体にも悪い影響しかありません。



 人は生きている限り、常に何かしら考えたり思い浮かべたりしています。



 一日にわずかな時間でも、外の世界にとらわれのない時間を作りましょう。