ヒプノセラピストの風湖です。



 その昔、帆船が激しい嵐に見舞われて遭難しました。

 乗組員の中で生き残ったのはたった1人でした。



 小さな無人島に漂着し、毎日のように浜辺で船が救出してくれるのを待ちましたが、なにも起こりませんでした。



 少しがっかりしましたが、彼は諦めず、「いつか誰かが助けに来てくれる」という希望を持って数日間を過ごしました。



 その間、彼は無人島で快適に暮らすために寝る場所を確保したり、木の実や魚を探して、なんとか火を起こして食べたり、いろんなアイディアをあれこれと考えて実行しました。



 ある朝、浜辺から一艘の船が見えたので、彼は思いっきり叫んだり身体を動かして助けを求め、やがて救助されました。



 希望は、やがて訪れるチャンスを楽しみにして待つための心のエネルギー源です。



 希望があれば、失意のときでもそれを乗り越えるアイディアが湧き起こります。



 どんなに落ち込んでいても、希望がある限り、あなたの心の中の灯火は燃え続け、偉大な可能性を探究することができるのです。