ヒプノセラピストの風湖です。




 ある男子高校生は、とても成績が良いのに試験になると一時的な記憶喪失のように頭の中が真っ白になり、答えられなくなると悩んでいました。

 試験が終わってからその正解を思い出すのに、試験中はその答えが出てこないのだそうです。




 いつも意識していることは実現するものなのですが、この場合の「意識する」というのはいつも注意を集中しているもののことを言います。

 彼は試験の数日前から緊張し始め、心配したり恐れたりしていたのです。

 つまり自分の潜在意識に、自分が失敗するイメージを刷り込ませていたのです。




 私は彼に、潜在意識は記憶の宝庫であり、今まで見たり聞いたり読んだりしたことの全部を完全に記憶していること、それは一日数回リラックスする時間を作って自分を信じ、潜在意識を信じることであると言いました。

 彼は毎日数分間、自分が良い結果を出して喜んでいるところを想像することによって、それを現実にすることに成功したのでした。