ヒプノセラピストの風湖です。




 ある管理職の女性は、会社の若い女の子達に非常に腹を立てていました。

 彼女が言うには、その女の子達は会社でいつも彼女の悪質な悪口を言いあい、噂話やデマを撒き散らしているからなのだそうです。

 彼女は昔から女は嫌いでしたと言いました。




 彼女の話をよく聞いてみたところ、彼女の母親は彼女が小さい頃からよく周りの人の悪口を言う人で、幼い頃から「女は悪口を言うものだ」という先入観を持っていることがわかりました。

 ですから彼女は、無意識のうちに会社の人達を信用せず、部下に対してもとても高圧的なイライラした調子で喋っていたのです。




 聖書に「黄金律」というのがあります。

 「人にしてもらいたいと思うことはなんでも、あなたがたは人にしなさい」という聖句のことです。

 別の言葉でいえば、「あなたが裁かれることのないよう、人を裁いてはいけません」ということです。

 彼女に説明すると非常に驚き、すぐに理解して、間もなく悪口はすべて消えたのでした。