ヒプノセラピストの風湖です。




 私達人間は多くの場合、人生の中の3分の1から4分の1の時間、眠っています。

 生まれたばかりの赤ちゃんは、それ以上の睡眠時間をとっています。

 しかし、なぜ人間は眠らなければならないのでしょうか。




 睡眠には、疲労回復や記憶力・集中力の向上、ストレス緩和、生活習慣病の予防、免疫力の維持などの効果がありますが、実は人が眠っている時に休んでいるものはほとんどありません。

 心臓や肺、肝臓などの身体の重要な器官は24時間休みなく働きますし、眠る前に食べた食物は眠っている間にも消化されています。




 アメリカの医師で、植物学者でもあるジョン・ミルトン・ビゲロー博士は、「人間が眠らなければならない理由は、私達の魂の比較的高級な部分が超脱によって高級な性質と一体になり、神々の知恵と予知に参加するためである」と結論しています。

 つまり睡眠とは、意識する心からの邪魔が入らず、潜在意識をよりよく働かせるための行為だと言えるのです。