ヒプノセラピストの風湖です。




 「沈黙は偉大なるものが自然に形成される固有の環境である」

 これは、イギリスの歴史家、トーマス・カーライルの言葉です。




 ある優れた実業家は、「私の場合、仕事で成功できた秘訣は、朝の5分間の沈黙の時間のおかげです」と言っていました。

 そのとき彼は、あらゆる感覚を外界から引っ込めてしまい、身体を静かにし、目を閉じ、自分の中の偉大な知性について観想するのだそうです。




 

 沈黙しながら、潜在意識がいつでも自分を導いてくれること、新しい想像的なアイディアが自分に与えられるということ、自分の中の知性がいろいろな仕事を素晴らしい結果に導くこと、自分という唯一無二の存在が全ての人に恩恵を与えるのだということを肯定するのです。




 これは単に、自分の存在が誰かの役に立つ未来を想像しているだけのことなのです。

 すると時々、この静かな時間の中で、仕事や人間関係の問題、これからのビジョンなどの問題、その他さまざまな不安や悩みに対して、その解決策がポンと頭の中に浮かび上がってくるのです。