ヒプノセラピストの風湖です。
「くよくよ考える人間は、初めから運に見放されており、勇気なんて滑稽にしか思えず、才能があっても活用されずに終わるのだろう。
挙げ句の果ては、不平不満の虜になるのがオチである。」
これは、アメリカの小説家、アーネスト・ヘミングウェイの言葉です。
ある若い才能のある女性は、彼女が働く会社の大部分の人たちが会社の経営に批判的であり、ひどく不満で文句ばかり言っていると言いました。
休み時間のときでも、大抵は夫の悪口とか、病気の話とか、自分たちの給料の不満とか、消極的な話ばかり言っているのだそうです。
彼女が言うには、自分は今の仕事が好きだし、給料にも満足しているし、上司は非常に親切で真面目で、とても理解がある人ばかりだというのです。
しかし、周りの人の消極的な考え方に絶えずさらされているので、一日が終わった時は、気が沈んで憂鬱になるとのことでした。
彼女は、会社の人たちの名前を書き、毎晩その人たちの繁栄を祈りました。
それから3週間くらいたち、そこの多くの女性たちはその会社をやめて、もっと良い職につき、新しく入ってきた新人は建設的な考えの人達ばかりになりました。
他人を祝福することによって、その人たちの幸福は増し、自分自身にも戻って来たのです。
