ヒプノセラピストの風湖です。




 「世界平和のためになにができるかですって? 家へ帰って、あなたの家族を愛しなさい。」

 これは、マザー・テレサの言葉です。




 ある若い女性はとても素敵な男性と出会って愛しあい、結婚したいと思ったのですが、彼がバツイチで子供もいるという理由から、彼女の母親は娘の判断に大反対しました。

 彼女の母親は、あれこれといろんな手を使って無理矢理にでも娘に婚約を解消させようとしました。




 私は彼女の母親に対し、このように説明しました。

 「娘さんはもう大人なのですから、闇雲に反対せず、まずは自分自身で決断を下したことを認めてあげるべきではないでしょうか。

 人間性にとっては、離婚歴も信条の違いも関係ありません。

 愛は、すべてのこうした相違を超越するのです。」




 生きることとは、偏見なくお互いを認め合うこと、愛とは、少し距離の離れたところから応援することなのではないでしょうか。

 大きな心で大きな愛で、ひとりの人間の幸せを見守っていき、そして笑顔と温かさで包み込むことこそが、娘や家族の絆を作っていく親の仕事のひとつなのだと思います。