ヒプノセラピストの風湖です。




 「最も難しいのは、人々の固定観念を変えること。

 固定観念は、私達に錯覚を起こさせる。

 自分の頭が命じたようにしか、物事を見られなくなるのだ。」

 これは、バングラデシュの経済学者、ムハマド・ユヌスさんの言葉です。




 そもそも私達の脳は、本当の世界を認識できているのでしょうか。

 現代では、テレビや新聞やラジオだけではなく、SNSやネットの情報などがすぐに目に飛び込んできて、あなたは家にいるだけでもあなたの周囲には何万キロも離れたところから送られてくる音楽や笑いやドラマや演説、人の声などが五感を刺激します。




 あなたの目は、自分の周囲の物体を見るようにできています。

 あなたの耳は、数オクターブの音しか聞こえないようにできています。

 しかしあなたのその想像力は、世界中の文化や歴史、未来の世の中、海を渡る船や映画、大統領の演説などで満ちているのです。

 見えないもの、聞こえないものを本当だと信じることは決して難しくないのです。




 ということは、私達は自分の周囲の本当の姿を見ているのではなく、すべて脳の命令の錯覚の世界を実感しているに過ぎないのかもしれません。

 目に見えない幸せや将来の夢も、あなたが肯定的な思考イメージを持つことで、その真理を受け入れ、その現実性を感じることができれば、あなたが何もしなくても願望は向こうからやってくるのかもしれません。

 つまり、考えはすべての現実となるのです。