ヒプノセラピストの風湖です。




 「無知は富と結びついて、はじめて人間の品位を落とす」

 これは、ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの言葉です。




 ある医者が、自分の患者の1人である女性について次のような話を私にしてくれました。

 この患者というのは彼の古い女友達で、その医療費をなかなか払ってくれないというのです。

 この医者は彼女に対してあまり請求はしていませんでしたが、最近彼女が1億円の遺産相続をしたことを知りました。




 そこで彼女に今まで溜まっていた医療費の支払いを求めました。

 ところが彼女は怒り出し、「あなたの治療はぜんぜん役に立たなかったわよ」と言い出し、支払いを拒否されてしまったのです。

 莫大な遺産を手に入れた途端、その女性の変貌ぶりに呆れ、その医者は請求書を回収代理業者に回すことにしました。




 人は無知であるだけならまだいいのです。

 もしも無知な人が不相応なお金を手にしたら、その行いの醜さには目も当てられなくなります。

 その不道徳なお金への執着は、人間の品位まで落としてしまうことになるのです。

 自分の心までおかしくしてしまう富なら、手にしないほうが幸せな場合もあるのです。