ヒプノセラピストの風湖です。




 「私は膨大な量の統計を調査するよりも、はるかに本能的な直感を信頼する」

 これは、イギリスの実業家、リチャード・ブランソンさんの言葉です。




 数年前、私のところに来た大学4年生のある女性は、卒業間近でありながらまだ就職先が決まっていませんでした。

 彼女は、「実は一社内定をもらっている会社があったのですが、どうしてもその会社に入社してはいけないような感じがして、辞退しようか迷っていました。」と、私に言いました。




 彼女が言うには、その会社の労働条件はとても良かったのだそうです。

 給料は他の会社の2倍くらいでしたし、その他の手当も多く、会社の費用で海外出張をするチャンスもあるというのです。

 どの点から見ても条件は良さそうだし、彼女の両親もその会社への入社をすすめました。

 しかし彼女は直感的な感じに従い、悩んだあげく入社を辞退しました。

 すると、やがてその会社は破産寸前で、顧客から訴訟を起こされていることが発覚したのです。




 彼女は、「私は昔から大学でもアルバイトでも第一印象に従うことにしているのですが、今回もそうして良かったです。」

 と、明るい声で胸を撫で下ろしていました。

 自分の客観的な心の決断は正しかったのです。

 彼女は焦らず、自分の直感にしたがって就職先を決めますと笑顔で私に話してくれました。