ヒプノセラピストの風湖です。




 「この世界は人を満たすことは十分できるが、人の欲を満たすことはできない」

 これは、インドの政治指揮者、マハトマ・ガンジーの言葉です。




 ある2人の姉妹は、父親をガンで失いました。

 この父親は、自分が経営していた会社の株の半分を、2人の娘に遺産として与えました。

 しかしこの2人の女性は、それだけでは不満で、父親の会社からもっとお金が欲しいと訴えました。




 この姉妹は普段は常識的でなんの問題も起こしませんでしたが、この一件から非常に否定的で欲張りになり、ありとあらゆる問題を起こしては会社側を苦しめました。

 そして、自分達のものになった会社の半分の株を売ることを拒絶しました。

 次第に会社との話し合いは難航していきました。




 欲は、たびたび人を前進させる大きな力になります。

 しかしその代わりに人を呪縛し、人を狂わすこともあります。

 そして彼女たちは裁判に負け、自分達のしたことを反省し、持ち株を売ることに同意しました。

 なんでも欲しがりすぎると人は、自分が持っているものまで失うことになるのです。