ヒプノセラピストの風湖です。




 「善良なる妻の義務は、夫を支配することにあらず。

 夫に勝つ妻は大いなる禍いなり。」

 これは、新約聖書のピグモン書の一節です。




 ある夫婦の話です。

 妻はとても口やかましく、自分の夫を支配し、尻にしいていました。

 彼女は異常なまでに嫉妬心が強く、非常に独占欲が強かったので、毎晩夫の行動をチェックし、もしも夫が決まった時間に帰宅しないものなら、夫に怒鳴って怒りました。




 夫の方は、情緒的にも精神的にも成熟しておらず、はじめから妻の言いなりになっていました。

 しかし彼は、妻の口やかましいことや、帰宅の時間にうるさいことに対して強い憤りを感じていました。

 ですから、たまに帰宅前にわざと同僚と酒を飲んだり、喫茶店などで時間を潰したりして帰宅するのを拒否し、夫婦喧嘩が絶えなくなっていました。




 夫婦は、お互いに理想の夫、理想の妻を求めすぎると、やがて上手くいかなくなります。

 それは夫婦関係だけではなく、どんな人間関係においても関係がこじれていくのは、強制的に相手を自分の思い通りにしようとする思いからはじまることが多いのです。