ヒプノセラピストの風湖です。




 「自らの恐怖心を理解することが、物事を本当に見るということの始まりである。」

 これは、香港人の武術家であり俳優の、ブルース・リーの言葉です。




 ある母親は、12歳の息子が毎日夜になるとひどく怯えるようになったと心配していました。

 「暗いところが怖い」と泣いて叫ぶのが2年間続いているというのです。

 私は、2年前にこの男の子に大きなショックを与えるようなことがあったのかと母親に尋ねました。




 潜在意識はいかなる体験も決して忘れることがありません。

 ですから、トラウマになるようなショックがあれば、その少年の潜在意識が彼を怯えさせていると思ったのです。

 その母親は言いました。

 「ちょうど2年前に、夜中、家族が住んでいたマンションの同じ階の部屋が火事になりました。

 家族みんなで急いで避難したのですが、私は息子を煙から守るため上着を被せました。」

 実際、これがこの問題に対する答えでした。




 過去に起こったことはどんなことでも、命を守り新たな生命を与える考え方で潜在意識を満たせば、今でも大切な学びに変えることができます。

 心の中には時間も空間もありません。

 低いものはより高いものに支配されるのです。

 その母親は、息子のために祈りました。

 今では彼の成長とともに、悩まされていたトラウマも消えつつあるようです。