ヒプノセラピストの風湖です。




 「子供は、引け目を感じながら育つと、罪悪感を持つようになる。」

 これは、アメリカの作家であり、家族カウンセラーのドロシー・ロー・ノルテさんの言葉です。




 ある20代の若い男性は、毎日昼頃になると喘息の発作が起きるので、咽喉にあてるスプレーを持ち歩いていました。

 彼の父親も喘息持ちで、父親はその発作で亡くなったのだそうです。

 彼は自分の病気を遺伝のせいにして諦めていました。




 話を聞くと、実は彼は父親を憎んでいたことを認めました。

 その理由は、父親はいつも彼に暴力をふるい、自分を馬鹿にしていたからなのだそうです。

 彼が喘息持ちになったのは、自分で自分を無価値と感じ、自己拒絶をし、おまけに自分の父親に憎しみと反感を抱いていたため、自分は罰を与えられるべき人間だと感じていたためなのかもしれません。




 私はもう死んでしまった彼の父親が、腹立ちまぎれに彼にひどいことをしたことを許すように勧めました。

 また、これからも医者と協力し続けること、そして、自分自身と他人に対する否定的で破壊的な考えを抱いていた自分を、心の中の罪悪感から解き放つことを勧めました。

 それからしばらくして、彼の喘息の発作はすっかりなくなったと報告がありました。