ヒプノセラピストの風湖です。




 「執着のあるところに愛はなく、依存があるところには恐怖がある。」

 これは、インド生まれの宗教的哲人、ジッドゥ・クリシュナムルティの言葉です。




 ある女性は、父親から愛されたいと願っているのに、彼女の父親は一度も自分に愛情を示してくれたことはないと泣き崩れました。

 そのことを聞いた彼女の父親は、「自分は男の子が欲しかったし、妻は娘が生まれた時に亡くなったので、娘を見るのがいつも辛かった」と言って彼女に謝りました。




 しかし父親から愛されなかったその女性は、もう死にたいと私に訴えました。

 「私が死ねば、お父さんだってきっと私のことを思ってくれるだろう。」

 私は彼女にこう言いました。

 「あなたがこの世に生まれてきたのは、充実していて幸福で、そして豊かな生活を送るためです。

 今、その身体を破壊したところで、何の解決にもなりません。」




 彼女と彼女の父親は、とても長い間お互いに依存しあい、お互いを傷つけ合っていました。

 依存しあう関係の間に、愛は存在しません。

 彼女は父親から自立することを決めました。

 その後何年かして彼女は、昔から知り合いの心の豊かな人と結婚し、愛のある生活と内なる喜びでいっぱいの日々を送っています。

 彼女は依存する家族から離れて、本当の幸せを手に入れることができたのです。