ヒプノセラピストの風湖です。




 「ふたつよいことさてないものよ」

 これは、ユング派の心理療法家、河合隼雄さんの言葉です。




 人生は山あり谷ありといいます。

 調子の良いときもあれば、悪いときもあるのが人の一生です。

 良い時がずっと続けばいいのですが、なかなかそういうわけにはいかないものです。




 成功して有頂天になっていたら、その成功が仇となり小さなミスに気づかずに急な坂を転げ落ちることがあります。

 しかしその反対に、「失敗してしまった」と落ち込んでいたら、その失敗によって新たなアイディアを思いついたり、人のありがたさが実感できたりします。

 「ふたつよいこと」とは、物事の「片面」だけを見るのではなく、「両面」見ることの大切さを私達に教えてくれているのです。




 病気になって人生にブレーキをかけられた人がよくこういう言葉を呟きます。

 「少し無理をしすぎていたから、ここで少し休憩しなさいと神様がくれた贈り物ですよ。」

 人生はどこかで帳尻があうものです。

 いいことがあって、悪いことがあることで、バランスが取れているのですね。