ヒプノセラピストの風湖です。




 「誰もがそれほど多くを許すことはできない。

 弱き者は許すことができない。

 許しは強き者の証だ。」

 これは、インドの宗教家、マハトマ・ガンジーの言葉です。




 何年か前にあなたが転んで怪我をしたことがあったとしましょう。

 そのとき、それはひどく痛いものだったとします。

 しかし、今も痛いかといえば、いつの間にか痛みは無くなっています。

 あなたの心の中に「痛かった」という記憶が残っているだけです。




 同じように、過去にもしも誰かがあなたの心を傷つけたり、あなたを騙したり、いろんな悪口を言われたりした記憶があった場合、あなたは今もその人のことを考えると怒りが湧きあがるでしょうか。

 もしそうだとしたら、憎悪の根はまだそこにあって、傷を癒やさず、その人を許そうとしないからです。




 他人を許せないのは、同時に自分自身を許せないことでもあります。

 人生の勝者となるために、辛かった過去を断ち切って、「今」の自分を生きてみてください。

 それは、本当に「自立」をすることにもつながります。

 「許す」ということは、未来を変えていくことでもあるのです。