ヒプノセラピストの風湖です。
「信じる根拠はなんでもいい。」
これは、アメリカの実業家、スティーブ・ジョブズの言葉です。
仏教の思想で、「唯識思想」というものがあります。
この思想は、仏教の中でもっとも関心を持たれている思想なのではないかと思います。
仏教徒達はその修業のため瞑想をしますが、その瞑想を特に熱心に行っていた人達の体験の語りが元になっているのが、「唯識思想」です。
瞑想といえば、無心になるために行うというイメージがあるようです。
しかし実際に瞑想をすると、無心になろうとすればするほど、いろんな考えが頭に浮かんできます。
なぜなら、感覚が静まることで、心の奥底の働きが表面化してくるからです。
気分が落ち込んでいるときには、すべてが悪く感じられます。
それは実は、社会現実ではなく心が人生の世界を作っているからなのです。
幸福も不幸も、すべて心の状態が作り出すものなのですから、心の状態が富を作り、成功を作るのだと信じて頼ることが大切なのです。
