ヒプノセラピストの風湖です。




 「過去の出来事の記憶は、必ずしもあったままの形で留まっているとは限らない。」

 これは、フランスの小説家、マルセル・プルーストの言葉です。




 昔、私は大切な人からもらったネックレスをなくしてしまい、どこを探しても見つからなくて困ったことがありました。

 そんな時、ふと探すのをやめてリラックスして、その答えを潜在意識に頼ることにしました。




 翌朝、目を覚ました時に、頭の中で突然「母親に聞いてみよう」という言葉がひびきました。

 すぐに母親に聞くと、母はこう言ったのです。

 「出しっぱなしにしておくと汚れてしまうから、あなたの机の2番目の引き出しの箱の中に入れておいたよ。」




 信頼すれば潜在意識は常に答えてくれるのです。

 あなたが「難しい」と思えば、潜在意識もそう思いこみますから、かえって答えを遅らせることになります。

 潜在意識には問題というものはなく、答えだけを知っているのですから、信じて頼ったら、解決したときの喜びだけを感じていればよいのです。