ヒプノセラピストの風湖です。




 「私は想像で自由に描けるほどの芸術家だよ。

 想像力は知識よりずっと重要だと思う。

 知識には限界がある。

 想像力はこの世界を抱え込める。」

 これは、理論物理学者、アルベルト・アインシュタインの言葉です。




 ある高校生が私のところにやってきて、落ち込んだ表情でこう言いました。

 「先生、私は〇〇大学への進学を望んでいるのですが、進路指導の先生に、私の今の成績だと難しいのではないかと言われてしまいました。」

 そこで私は彼女に、想像力の力を教えました。




 たとえば、空を見上げて「あの雲、犬の形に見える」と思ったことはありませんか?

 すると、空には犬が本当にいるわけではないのに、あなたの頭の中では空を犬が元気よく走り回っている姿を思い描くことができるでしょう。

 そうすると、そんな雲を見つけることができたことが嬉しくなり、さらにイメージを膨らませることができます。

 これこそが想像力の力なのです。





 その高校生は、自分が数年後に希望する大学のキャンパスで、そこの学生として講義を受けているところを想像し、心がウキウキワクワクしてきて、やる気が出たようです。

 実は人間の脳は、イメージと現実の区別がつかないので、よりリアルに思い描いた方を現実だと錯覚し、あなたの願望を引き寄せる方法を勝手に見つけてくれるのです。

 想像力を鍛えることで、今まで見たことがないものや、考えたことがないアイディアを生み出すことができるのです。