ヒプノセラピストの風湖です。




 「自分ならできると信じることができれば、その目標の半分は成し遂げたようなものだ。」

 これは、第26代アメリカ合衆国大統領、セオドア・ルーズベルトの言葉です。




 あるオリンピックの金メダリストは、「私は子供の頃からずっとアスリートとして成功するところを夢見ていました。

 どんな時でも、自分が将来金メダルを首から下げ、会場の大きなスクリーンに映し出されるのを絶えず想像していました。

 私はそれを数年間続けてついに、それが現実となりました。」と言っていました。




 しかしそう聞くと、世の中には子供の頃から金メダルに憧れて頑張っている若者は山ほどいるのに、そうなれない人が多いのはおかしいと思う人もいるでしょう。

 しかしこれは不思議なことではありません。 

 長年に渡って片時も忘れず純粋に同じ夢を想像し続けられる人は意外に少ないのです。




 競争が激しい夢だからこそ、人は競争相手の失敗を願う心が出てきます。

 潜在意識は自分と他人の区別がつきませんから、他人の失敗を願う心は、自分の失敗を祈っていることと同じことになるのです。

 否定する心は、否定する言葉を考えている人自身に実現してしまうのです。