ヒプノセラピストの風湖です。




 「私の人生にとって1番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。

 自分より困っている誰かを助けたり、野良1匹でも救うために人は命を授かっているのよ。」

 これは、ピアニストのフジ子・ヘミングさんの言葉です。




 テレビのドキュメンタリー番組で人気に火がつき、リストの難曲「ラ、カンパネラ」の演奏などで社会現象を巻き起こしたピアニストのフジ子・ヘミングさんが亡くなりました。

 とてもチャーミングな人で、既製の服に自分でリボンなどをアレンジしたものを着て演奏している姿が印象的でした。




 彼女のコンサートには何度も足を運びました。

 彼女が奏でる「ラ、カンパネラ」は、人よりもペースが遅いけれど、機械的な鐘の音のカンパネラなど嫌いだとも言っていました。

 稼いだお金は動物愛護に寄付をしていたりと、年齢に関係なく心が本当に純粋な人だったと聞いています。




 若い頃は風邪をこじらせて聴力を失ったりと、若い頃に大変なご苦労をされたフジ子さんだったようですが、人や動物に優しさを惜しみなく与えることができる、本当に神様のような温かな心が彼女の演奏からも感じられ、感動しました。

 私はこれからもずっとフジ子・ヘミングさんを尊敬して生きていきたいと思います。

 ご冥福をお祈りいたします。