ヒプノセラピストの風湖です。




 「難しいからやろうとしないのではない、やろうとしないから難しくなるのだ。」

 これは、ユリウス=クラウディウス朝時代のローマ帝国の哲学者、ルキウス・アンナエウス・セネカの言葉です。




 「諸行無常」という仏教用語があります。

 世の中のすべてのものは移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないという意味の言葉です。




 人間の心や身体も同じです。

 人の細胞は絶えず入れ替わっています。

 医学の教えによれば、人間の体は11ヶ月ごとに建て替えられているのだそうで、肉体的に見ると、誰でも11ヶ月後には新しく復活することになるのです。




 しかし心配や不安、恐怖や嫉妬などのネガティブな心で前に進むことを後回しすればするほど腰が重たくなり、すぐに取り掛かるときよりも問題がだんだん難しく思えてきます。

 こういう時こそ、「汝の道を行け。汝の信仰が汝を癒したのだ。」という聖書の言葉を思い出してほしいのです。