ヒプノセラピストの風湖です。
「人間はつねに、自分に理解できない事柄は何でも否定したがるものである。」
これは、フランスの哲学者、ブレーズ・パスカルの言葉です。
よく、自己肯定感を上げるためには意識して「自分はついてる」などのポジティブな言葉を使うと良いという人がいます。
しかし困ったことに、意識する心がしょっちゅう恐怖とか不安とかの否定的なことを考えていますと、あなたの潜在意識は混乱し、活動を止めてしまいますから、あまり意味がありません。
たとえば、多少敏感な人は、何かを食べて「お腹を壊すのではないか」と思っただけでも下痢することが知られています。
それほど、意識する心の否定的な考えは、潜在意識の活動を狂わせてしまうのです。
嫉妬とか、恐れとか、心配とか不安などのネガティブな思いは、精神的作用や内分泌線までもおかしくしてしまいます。
「病は気から」というのは、このように潜在意識がネガティブな意識する心に支配された状態をさす言葉なのですね。
