ヒプノセラピストの風湖です。




 「その一語一語、その言葉のすべてが人生に直接的に影響する暗示となる。」

 これは、自己啓発講演家でヨーガ行者の中村天風さんの言葉です。




 私は子供のころ、どこで遊んでいても近所の大人達に、「あなたはいつもニコニコ笑っていて幸せそうね」と言われていました。

 今から思い返してみると、確かにその言葉の通り、私は幸せな子供時代を過ごしていたような気がします。




 しかし大人になると人は、やたらと不安なことを口にしたり、誰かの悪口や不平不満、愚痴や泣き言を言ったりするようになります。

 ときにそれらの言葉は、暗示となって恐ろしい働きをすることがあります。

 ですから、「私は不幸だ」、「私の病気は治らない」、「悪い予感がする」などという言葉は、断固として拒絶しなければなりません。




 言葉は暗示です。

 たとえ体の調子が悪くても、「私はもともと元気いっぱいの健康な体を持っている」、「私の未来は輝かしく幸せになる」と言いましょう。

 ちゃんと自分の道を歩んで成功した人は、悪い暗示のような言葉は決して口にしません。

 言葉は未来を予測するのだと意識しましょう。