ヒプノセラピストの風湖です。




 「虹を見たかったら、雨も我慢しなくちゃね。」

 これは、アメリカのシンガーソングライター、ドリー・パートンさんの言葉です。




 私達の人生の中で、さまざまな良いことや悪いことが起こりますが、どのような出来事もそんなに長い時間続くことはありません。

 そもそもこの世には絶対的な幸福も、絶対的な不幸も、存在しないのです。

 それは、人の見る方向によって全く違う受け取り方があるからです。




 たとえば病気になった人は、健康のありがたさや人の優しさに気づくことができますし、大切な人を事故や災害で亡くした人は、人の命の重さや家族や仲間への感謝の気持ちを実感する時がやってきます。

 つまり、時間の経過によって、良いとか悪いとかを感じる人の心そのものが状況によって変わっていくのです。




 ですから、良いことがあっても悪いことがあっても、「この状態はいつまでも続かない」と、自分に言い聞かせましょう。

 そして、その経験を活かしてさらに成長するための学びに変えていきましょう。

 生きているからこそ起こるさまざまな縁に感謝し、明日見る虹に期待しましょう。