ヒプノセラピストの風湖です。




 「日本人は均一性を欲する。

 大多数がやっていることが神聖であり、同時に脅迫である。」

 これは、小説家の司馬遼太郎さんの言葉です。




 先日、20代の若い女性の生徒さんから「先生の洋服、どこで買ったの?カワイイ!」と褒めてもらって嬉しかったのと同時に、なんだか不思議な気分になりました。

 私はもともと流行を追うことには興味は無いので、1度気に入った服を買うとそれを何年も着ることが多いからです。




 その時、ふとタレントのタモリさんがテレビで「今は昭和が流行っているけど、昭和の頃は大正琴が流行っていたんだ」と言っていたのを思い出しました。

 流行とは、文字通りすぐに「流れていくもの」ですが、世の中の文化はそのすぐに古びるものがまた少しずつ形を変えて再生するようになっているのかもしれません。




 そう考えると、流行に敏感になるのも悪いことではありませんね。

 たまには時代の最先端の風を感じてみると、心に新鮮な空気を入れ替えることにもつながるのかもしれません。

 しかし、無闇に流行に乗るのは多くの人が嫌う「他人と同じ」になることでもあります。

 自分らしさを重点において、時代の爽やかな風を楽しみましょう。