ヒプノセラピストの風湖です。




 「他人に対して感じる『苛立ち』や『不快感』は、自分がどんな人間なのかを教えてくれる。」

 これは、スイスの精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングの言葉です。




 会社関係や近所付き合い、親族の間でも「苦手」だと思っている人は誰でもいるものですが、私達はそんな人たちとこれからも付き合っていかなければなりません。

 そのように「嫌い」だと感じる人が持っている属性の正体は一体、なんなのでしょうか。




 実は、「あの人のこういうところが嫌いだ」と思ったとしたら、実はそれはあなた自身の中にある劣等感や嫌悪感の正体なのです。

 苦手なのは相手だけではなく、自分の中にも潜んでいる同じ属性なのかもしれません。

 他人はそれをわかりやすく見せてくれるので、必要以上に敏感になるのです。




 それがわかれば、人間関係は少し楽になります。

 できるだけ相手と距離をおき、目線を遠くに置き換えればいいのです。

 同時に、他人が見せてくれた、自分にも潜む悪しき属性を修正することにもチャレンジしてみましょう。

 苦手な人は、鏡のように本当の自分を見せてくれているのです。