ヒプノセラピストの風湖です。




 「ボランティアは、何かをしてあげることと誤解している人は多いが、それは間違いである。

 ボランティアは、何かをさせてもらうことで学ぶことである。」

 これは、作家の流音弥さんの言葉です。




 今年のはじめに、北陸で大きな地震がおきました。

 その地震の被害に逢われて、たくさんの人が不自由な生活を強いられているとテレビやメディアで毎日報道されています。

 現地に赴いている救助隊の方々のその活動の精神性の高さ、具体性、意識の深さや広がりには本当に頭が下がります。

 




 災害の時だけでなく、人は昔から、人の苦しみを放っておけない、なんとかしてあげたいと思う人はたくさんいたでしょう。

 たとえばあなたの周りにも、あなたが悩んでいるときや苦しみから抜け出すことができないとき、助けて欲しいときに手を差し伸べてくれた人がいらっしゃったと思います。




 世の中には、困っている人や苦しんでいる人を助けられる仕事やボランティア団体はたくさん存在します。

 だからといって、誰でも人助けをしなくてはならないと考える必要はありません。

 ボランティアは、誰もがやるべきものではなく、あくまで自分がやろうと思う人がするものです。

 助ける人は、誰かを助けることにより、そこから学び、自分の中に何かを見つけ出すことがその行動の真髄なのです。