ヒプノセラピストの風湖です。
「この世には完全無欠の物もなければ、完全無用な品もない。
われわれの親にも子にも友人にも欠点があれば、われわれの憎み嫌う人にも特徴がある。」
これは、教育者で思想家の新渡戸稲造の言葉です。
「あのタレントは大嫌い」
「あれは食べられない、これも無理」
「あの人はどうも好きになれない」
人や物の好き嫌いがはっきりしている人は、自分の人生の中では敵が多いと思っているからなのかもしれません。
どんなことでもネガティヴに受け取り、苛立ちや不快感を口にする人は多いですが、そういう人はどうしても自分勝手な人だという印象を周りに与えてしまいます。
乱暴な言葉や態度は、粗野な人生、粗野な人間関係に通じるような気がするのです。
どれだけ合わない環境や許せないことがある中で生きていても、そこで出会うものがすべて必然で、そこから何を学ぶことができるのかを考え、受け取り方を変えることはとても大事なことです。
同じ世代、同じ地域の住人、同じ会社の社員など、みんな同じなのですから、「好き」にはなれなくても、感謝くらいはしてもいいのかなと私は思います。
