ヒプノセラピストの風湖です。




 「いわゆる話し上手は、相手がどんな聞き手であっても、わかりやすく、興味深く聞けるように話をする」

 これは、実業家の堀場雅夫さんの言葉です。




 楽しい会話は、「相手とのキャッチボール」だとよく言いますよね。

 そのコツはなにかといえば、相手の受け取りやすいボール(言葉)を投げることです。

 豪速球や変化球を投げたら、そのボールを受け止められる人は限られてしまいます。




 「話す」の語源は、一説には「放す」であると言われています。

 私達は、自分の気持ちや思いを相手に伝えたいときに「はなす」のですが、それはまさに「思いを放つ」ことであり、「心を放つ」ことでもあるのです。




 相手が身構えないと聞けない話し方は、日常会話ではルール違反です。

 強い玉を投げれば強く跳ね返ってきます。

 誠実な心を身につけて、優しい玉をふわっと投げれば、それだけで気持ちは伝わります。

 上手く話せなくても、心と言葉の誠実さが1番伝わりやすいのです。