ヒプノセラピストの風湖です。




 「怒りっぽい人は気が短いのではなく、怒り以外の有効なコミュニケーションツールがあるのを知らないだけである」

 これは、心理学者のアルフレッド・アドラーの言葉です。




 人は、自分の思い通りにならないことに対して怒りを覚えます。

 ですから、自分が何に怒りやすいのかその原因を知っておくことは、とても大切なことです。

 本当は、何があっても怒らないことがひとつの目標なのですが、それよりも、「怒りたくなる理由」をまず分析しておくと、毎日のストレスが軽減されます。




 私の心理学講座では、生徒さん自身に「自分の怒りがどのような場面で起こるのか」を自分でチェックしていただいています。

 その原因は、大きく分けて4つです。

 ①約束を守ってもらえなかったとき

 ②良かれと思ったのに感謝されなかったとき

 ③自由を制限されたとき

 ④自分を否定、批判されたとき




 あなたが怒るときは、どんな場面ですか。

 それを知っておくのは、心が穏やかでいられるためにとても大事なことです。

 怒りによってものごとが解決することは絶対にありません。

 怒りは、相手よりもまず自分の心を傷つけてしまうエネルギーを持つのです。