ヒプノセラピストの風湖です。
「自己中心的な人は、自分のことが好きだから自分ばかりを見ているのではありません。
ありのままの自分を受け入れることができず、絶え間なき不安にさらされているからこそ、自分にしか関心が向かないのです。」
これは、哲学者の岸見一郎さんの言葉です。
どんな人でも、自分を中心にものごとを見て、判断して、行動します。
どう思うか、どうするかは自分しか判断できませんから、それしかできないのは当たり前のことですし、誰でも自分のこと以外は考えることができないのです。
何人かで話をしていると、その人とは関係ない話題の最中でも「私ならこう思う」と、遠くからでも話題の中に入ってくる人がいます。
別に悪い人ではないのですが、その人は自分のこと、関係したことを誰かに言いたくて仕方がなくて話題に入ってくるのです。
このような人は、一般的に「自己中心的な人」と言われます。
しかし、どんなに献身的で他人に尽くす人でも、それをするのは「自分」ですし、あまり自己主張をしない人でも、それをしているのは「自分」です。
他人の自己中心的な行動が気になるのは、人は誰でも自分の考え方を主張して自己中心的に生きているからなのです。
