ヒプノセラピストの風湖です。
「たくさん経験をして、たくさん苦しんだほうが、死ぬときにああよく生きたと思えるでしょう。
逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。」
これは、小説家で尼僧の瀬戸内寂聴さんの言葉です。
私達の心は、まるでバネのように縮んだり跳ね上がったり、自在に変化する柔軟性を持っています。
それは、意識をしなくてもそのときの状態によって急に変化できるものですし、それを繰り返すことで徐々にその心は強くなっていきます。
生きているとたまにドーンと落ち込むこともありますが、次の日にはまたその心をなんとか上向きにしようとチャレンジするのが人の常です。
そのためには失敗したり、恥をかいたり、切羽詰まったりするといった経験はどうしても必要です。
ですから、無理は禁物ですが、少しのネガティブな経験はしたほうがいいのです。
奈良東大寺の大仏の大きさは、座高で15メートルもあるそうです。
なぜ人は、このように大きな仏様を作ったのでしょうか。
それは、人が大仏様の偉大さを見上げることで、その存在から安心や勇気をもらい、自分も大きく成長しようと決意するためなのかもしれません。
いつでもチャレンジすることを忘れないようにしたいですね。