ヒプノセラピストの風湖です。




 「知りたくなかった自分を知り、認めたくない自分を認めるのが、自分探しの本質。」

 これは、元陸上競技選手の為末大さんの言葉です。




 私は、折り紙の鶴をきっちり上手に折ることができません。

 どうしてもヨレヨレの不恰好な鶴になってしまいます。

 子供の頃の私は、とても綺麗な形に鶴を折ることができる姉と比べて、手先が不器用な自分にコンプレックスを抱いていました。




 それでも現在の私は、自己評価は高いほうだと思います。

 しかし中途半端が嫌いなだけで、当然百点満点ではなく、総合点で60点くらいでしょう。

 皆さんが自分が苦手としていることを自覚するのはとても簡単なことです。

 周りの誰かと比べればいいのです。




 私の自己評価である60点のうち、50点くらいは現時点で自分なりにできていることですが、誰かの批判でもろくも崩れ去る可能性もあります。

 それでも、自分を早く完璧な人に変えたいと思ったことはありません。

 今できることを精一杯やって、誰かを喜ばせることができたら、できないことは霞んで見えなくなっていくものなのです。