ヒプノセラピストの風湖です。
「人生には不愉快なものが溢れている。
ゆえに、これ以上不愉快なものをつくる必要はない。」
これは、フランスの印象派の画家、ピエール・ルノワールの言葉です。
人間関係というのは、時々煩わしく思うものです。
相手の失礼な言動に怒り、理解してもらえずに悔しい思いをします。
嫌味を言われて憎み、信頼していた人に心ないことを言われてやるせなく、悲しみにくれます。
私が1番嫌だと思うことは、困っている人や悩んでいる人に対してなにもしてあげられない自分を情けなく思うことです。
しかし、自分はなにが嫌なのか、自分はなにを望んでいるのか、なぜ相手がそうしたのかを冷静に考えると、「あの人なら、ああするのは当たり前だ」と気づき、あまり気にならなくなります。
ちなみに私の場合、翌日になればまた新たな人間関係を楽しむほうに気持ちが向きますから、「ああ、そういえば昨日嫌な思いをしたっけ」となり、ほとんど忘れてしまいます。
人の感情は、もがけばもがくほど更に深く沈んでいきますが、流れに任せていればそれ以上は沈まずに済むのです。
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