ヒプノセラピストの風湖です。
「人の悪口を言うときは、それが自分に返ってくることを予期しておけ」
これは、古代ローマの劇作家、プラウトゥスの言葉です。
「口は災いのもと」ということわざがあるように、人の悪口などの不用意な発言は自分自身に災いを招く結果になります。
それは、「自分も同じように悪口を言われる」というような単純なものではないのかもしれません。
ですから、日頃から何気なく発する言葉には十分に気をつけなければなりません。
仏教で悪口のことを両舌と言います。
二枚舌のことです。
AさんにBさんの悪口を言い、Bさんの前ではAさんの悪口を言う人のことです。
そんなことを続けている人は、やがて我が身が板挟みになり、その場所にもいられなくなります。
また、悪口を言う人の周りには悪口を言いたい人や聞きたい人が自然に集まってきます。
その集団の中にいるときには楽しくて一時的には気分がスッキリしますが、残念ながら悪口は「毒を吐く」という行為ですから、いつまでもその場にいれぼ心身共に不健康になってしまいます。
人の悪口は、いう人も聞く人も自分自身の人生に不運を招く結果になるのです。
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