ヒプノセラピストの風湖です。
「少しの哲学は人間の心を無神論に傾けるが、深い哲学は人間の心を宗教に連れて行く。」
これは、イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンの言葉です。
この世の中には、さまざまな「宗教」があります。
それ自体は、悪いことではありません。
しかし西洋ではかつて、ひどい宗教戦争がありましたし、日本でも、宗教団体同士の非難や対立などがあります。
そんな宗教同士の醜い争いを見て嫌になり、無神論者になる人も少なくありません。
しかしよく聞いてみると、どの宗教もとても立派なことを言っています。
そして、どの宗派にも奇跡は起こり、どの宗派の信者も奇跡に似た不思議な体験をしているのです。
人にはいろいろなタイプや好みがありますから、自分が信じやすい宗教、宗派を選べばいいですし、それは決して争ったり比べたりするものではないのです。
ラテン民族の古い言い伝えに、「宗教のない人は、手綱の無い馬のようなものだ」というものがあります。
あらゆる宗教は、人の心を安定させるために存在する、大きな木のような存在なのですね。