ヒプノセラピストの風湖です。
「人生で最も幸せを感じる瞬間というのは、他人から『愛されている』もしくは『自分自身を愛すること』を実感できるとき。
もしくは自分と同じように誰かを愛すること」
これは、フランスの詩人、ヴィクトル・ユーゴーの言葉です。
前回紹介したセロトニンと同じく、幸せを感じるために大切なホルモンとして、「オキシトシン」という有名な脳内伝達物質があります。
オキシトシンは通称、「信頼ホルモン」「絆ホルモン」などと呼ばれています。
オキシトシンは、他人との信頼、絆を深めているときに多く分泌します。
従来は妊娠、出産、授乳に強く関わることがよく知られていましたが、最近では男女問わずこのオキシトシンが脳でしっかり働くことが、健康を保って生きていくために必要だということが明らかになってきました。
「挨拶をかわす」「握手する」「感謝する」「ハグをする」「飲み会に参加する」などの他人との触れ合い、そして感動や共感、好奇心を持つことなども、オキシトシンを刺激する行動になります。
また、人だけでなく、ペットの世話をしたり植物を育てたりすることでもじゅうぶん幸せを感じることができます。
ぜひ、自分以外との触れ合いを深めて、オキシトシンの分泌につとめてみてくださいね。