ヒプノセラピストの風湖です。




 「日常生活でいい判断ができないヤツに、グラウンドでいい判断ができるわけがない。」

 これは、ラグビー日本代表監督の平尾誠ニさんの言葉です。




 私は、40歳を過ぎてから静岡から東京へ引っ越し、心理学講師の仕事をはじめました。

 それは、私のボスから「すぐに東京へ行きなさい。そこで仕事をはじめなさい」と、言われたからです。

 私は躊躇することなく、すぐさま体ひとつで東京へ出てきました。




 私はこの経験から、2つのことを学びました。

 ひとつは、信頼できる人に言われたことに対して、疑うことなくまずは「行きます」と宣言した時点で、半分は成功できたようなものだと改めて確信できたこと。

 あのとき尻込みしていたら、他の誰かが私の代わりに東京に来ていて、私は誰からも評価されずに終わっていたと思います。




 もうひとつは、ラストスパートよりも、スタートスパートのほうが大事だということです。

 初めてのことに取り組むときは、失敗に終わったらどうしようと誰もが不安を感じるのは当たり前のことです。

 しかし、たとえ失敗したとしても、失敗により新しい学びを得られることのほうが重要なことなのです。

 できない理由を考える前に、まず行動してみることで、それが成功へとつながっていくのです。