ヒプノセラピストの風湖です。
「新しいストレスが来ると、古いストレスを忘れてしまう。
これが私のストレス解消法。」
これは、政治家の小泉純一郎さんの言葉です。
ストレスを司る、「ノルアドレナリン」という脳内物質があります。
この物質は、感情のコントロールを保つのに欠かせない物質です。
ノルアドレナリンが不足すると、特に怒りや悲しみの感情がどんどん強くなっていき、脳が不安定な状態になってしまいます。
しかし、その上にまたストレスを受け続けると、今度はノルアドレナリンの分泌が盛んになり、そのストレスから生まれる恐怖や不安に対応できるように働いてくれるようになります。
そして、私たちの心と体のつながりを正しく整えてくれるのです。
つまり、ストレスを受ける時に感じる恐怖や不安こそ、ノルアドレナリンの分泌を鍛えるのに最適な方法というわけです。
ストレスは悪いものという印象がありますが、勇気をもってそのストレスに立ち向かうと、ノルアドレナリンの作用が発揮されて、徐々にその不安が消滅していきます。
適度なストレスは、「火事場の馬鹿力」を誘発し、脳の成長を促してくれるのです。
勇気を持って適度なストレスに立ち向かい、チャレンジすることで、脳を成長させることができるのです。