ヒプノセラピストの風湖です。




 「言葉は耳から頭へ行くが、声は耳から胸にくる。」

 これは、翻訳家の小田島雄志さんの言葉です。




 人との信頼関係を築いたり、人間関係を構築したりする上で、私達はたくさんの言葉を使いますが、どんなに素敵な言葉を伝えているつもりでも、その「声の出し方」で相手の心に響かないということはとても多いです。

 声を響かせて表現するのは、自分の本質を伝える手段としてとても重要な意味があります。




 相手の声が小さかったり聞き取りづらかったりして、相手が何を話しているのか分からないという経験をした人は多いと思います。

 どんなに素晴らしい言葉も、それを表現する声や、表情、仕草などであまりよく伝わらないということはとてももったいないと思います。




 声は大き過ぎず小さ過ぎず、語尾を下げてゆったりと話してみてください。

 深呼吸して口角を上げ、感情は相手に合わせることを心がけましょう。

 聞きづらい声になってしまう原因のひとつとして、緊張やストレスなどで呼吸が浅くなっていることが考えられます。

 相手の心に響く声は、心地の良いさざなみのイメージだと意識してみて下さいね。