ヒプノセラピストの風湖です。




 「私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。」

 これは、本田技研工業の創始者、本田宗一郎さんの言葉です。




 成功は誰でもするとは限りませんが、失敗は誰もが経験します。

 ですから、成功者と言われる人でも、必ず失敗体験を持っています。

 大切なのは、失敗した時、それを踏まえてこれからどうするかを考えることです。




 本田宗一郎さんは、29歳でピストンリングの会社を興して大失敗し、妻のものまで質屋に入れたそうです。

 その後、四輪乗用車の生産に乗り出したときも惨敗し、アメリカで起こった安全性をめぐる消費者活動に巻き込まれて大ヒットした軽自動車「N360」の発売も中止になりました。




 仕事、家族、それに関わる精神面での上がり下がりなど、人生にはさまざまな山や谷があります。

 それでも諦めずに挫折しなければ、失敗は途中経過に過ぎません。

 どん底の過去に比べれば、今はまんざらでもないごとに気づけば、今の試練も自信を持って乗り越えることができるのです。